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MAGAZINE vol.4 spring issue

紙のプロフェッショナルが見る、
紙の機能美

120年もの歴史を誇る紙の専門商社
株式会社竹尾の代表 竹尾しげる社長。
竹尾社長から見た和紙の世界、
その美しさと“真の機能美”に迫ります。

1. 東京・神田にある竹尾見本帖本店は、真っ白の静謐せいひつな空間。壁一面に、紙見本を入れる引き出しが整然と並ぶ。 2.引き出しの中には色も質感も様々な紙見本。竹尾社長曰く、「紙屋さんは、みんな音を鳴らして厚みや素材感を確認するんですよ」 3. 「紙という漢字には“糸”が使われているのに、紙は一般的に冷たくて硬く、布はやわらかくあたたかい。その両側面を持つのがWASHIFABRIC™の奥深さですね」

東京・神田にある竹尾見本帖本店は、真っ白の静謐せいひつな空間。壁一面に、紙見本を入れる引き出しが整然と並ぶ。

引き出しの中には色も質感も様々な紙見本。竹尾社長曰く、「紙屋さんは、みんな音を鳴らして厚みや素材感を確認するんですよ」

「紙という漢字には“糸”が使われているのに、
紙は一般的に冷たくて硬く、布はやわらかくあたたかい。その両側面を持つのがWASHIFABRIC™の奥深さですね」

“本物”を求める時代に身に
纏う高揚感を

時代の変遷とともに紙の役割が大きく変化を遂げる中、常に“時代にないものを創る”ということを念頭にファインペーパー※ の企画・開発に携わってきた、紙の専門商社 株式会社竹尾。その代表を務める、“紙のプロフェッショナル”竹尾社長にUNDERSON UNDERSONの感想を伺いました。
「紙らしいハリを感じながらも柔らかさがあり、着た時にどこかスカッとした気持ちよさがある。そして、和紙から生まれているのに着用時に違和感がないというのが驚きでした。タグのシンプルさも潔く、職人の姿が商品を通して見えるような技が詰まっている。まさに“匠”だと思いましたね。」 今のデジタル社会や時代に求められることについて伺ってみると、「今は本物を求める時代。特別感のある紙製品も、他人からは見えないところにまでおしゃれをしたりするのも同じ。そういう心の豊かさをもたらす
アイテムには、他にない高揚感や充足感がありますね。」

※ファインペーパー… 独特のテクスチャーや豊富な色数など紙そのものが持つ魅力と
人の心を豊かにするように造られた機能美を持つ高級紙。 竹尾では、「品質のすぐれた、巧みな」工業製品を表す言葉、「fine paper」と呼ぶ。

機能美を追及した、
心に響くものづくり

紙には、昔から3つのWと言われる機能があると言います。Write(書いて記録する)・Wrap(包む)・Wipe(拭く)に代表される紙の役割が、時代の移り変わりとともに増え、求められる役割は多岐に渡っています。だからこそ、機能と美しさを兼ね備えることが不可欠と竹尾社長は語ります。
「竹尾では“心に響くものづくり”を長期ビジョンに掲げています。単に美しさのみに固執するのではなく、きちんとそのものの目的を果たした上に存在する美しさ、まさしく“機能美”を追及していきたいと考えています。」

株式会社 竹尾
代表取締役社長

竹尾 稠
Shigeru Takeo

1942年生まれ慶応義塾大学、米国ウエスタンミシガン大学卒業1899年創業の紙の専門商社 株式会社竹尾 代表取締役社長を務める傍ら、日本洋紙板紙卸商業組合理事長(2000〜2008)として紙業界の発展に貢献。時代にチャレンジする企業づくりの一環として紙の魅力を伝える「竹尾ペーパーショウ」を1965年以来国内外で開催。
海外での紙・デザイン業界、ブランドオーナーとの幅広い交流関係を通じ、海外のオピニオンリーダーの一角としてグローバルパートナーシップの深化に精力的に活動し、世界に紙の魅力を発信し続けている。

1942年生まれ慶応義塾大学、米国ウエスタンミシガン大学卒業1899年創業の紙の専門商社 株式会社竹尾 代表取締役社長を務める傍ら、日本洋紙板紙卸商業組合理事長(2000〜2008)として紙業界の発展に貢献。時代にチャレンジする企業づくりの一環として紙の魅力を伝える「竹尾ペーパーショウ」を1965年以来国内外で開催。
海外での紙・デザイン業界、ブランドオーナーとの幅広い交流関係を通じ、海外のオピニオンリーダーの一角としてグローバルパートナーシップの深化に精力的に活動し、世界に紙の魅力を発信し続けている。